鉄リサイクル過程でのCO2を削減し
鉄の品質も上げる。
EVERSTEEL
EVERSTEELは、鉄スクラップの効率的な選別を可能にするAIソリューション。
開発を行っているのは東京大学のスタートアップベンチャー、株式会社EVERSTEELです。
鉄リサイクルを通して産業サスティナブルの実現を目指し、SGDsに貢献します。
写真はイメージです
鉄リサイクルにおいて重要な過程である分別作業にAI技術を用い、高精度化と効率化を図ります。
リサイクル過程でのCO2を削減し品質も上げること。
EVERSTEELはこれらを通しサスティナブルな産業構造を実現しSDGsの実現に貢献します。
分別でも
スチール缶とアルミ缶が混ざっていることは多い。
ゴミ出し当番を仰せつかっているお父様ならご存知かも知れません。
缶コーヒーや食品に使われるスチール缶と、ビールなどに使われているアルミ缶、分別の地域でも混ざっていることが多いのではないでしょうか。目視ではなかなかわからない方が多いからかもしれません。人が目で見てというのはミスが出やすいのが現実です。
この中からの素材分別はさらに大変。
鉄は再利用率が高い金属で、多くの量がリサイクルされています。
リサイクルされる鉄のひとつが「市中スクラップ」
自動車や家電など廃棄された工業製品のことです。
当然ながら「市中スクラップ」には鉄以外の金属も含まれており、リサイクルの際には分別を行います。
ですが、この中から目視で鉄だけを選り分けるのは大変な作業となっており現場での負担となっています。
この作業をAIを使い精度を高めて行います。
分別の効率化がサスティナブルへ繋がります。
正確に鉄をより分ける必要があるのはリサイクル鉄の純度が下がり品質へ影響するからです。さらにリサイクル過程で多くのCO2が発生する要因となります。
スクラップからの鉄素材分別を高精度化、効率化することは、現場の負担軽減とあわせ高品質のリサイクル鉄とCO2削減など多くの改善を達成します。そのためにAI技術を駆使するのがEVERSTEELなのです。
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リサイクル鉄の高品質化
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リサイクル過程でのCO2削減
この2つをEVERSTEELは改善。サスティナブル社会へ繋ぎます。
参考:一般社団法人日本鉄リサイクル工業会ホームページ
関東鉄源協同組合ホームページ
EVERSTEEL2つのソリューション
不純物検出エンジン
鉄リサイクルの大きな課題である非鉄金属の混ざり込みを防ぎます。
EVERSTEELでは独自の異物データセットを構築。異物を正確に検出するシステムを開発しています。
スクラップ分類エンジン
ひとくちに鉄スクラップと言っても、その種類は20以上に及びます。
効率的なリサイクルのためには、製造する鉄鋼材に応じて適切なスクラップを使用しなけばなりません。EVERSTEELのスクラップ分類エンジンは、
スクラップのサイズや厚みを認識し、その種類・品質・存在割合を正確に算出します。